お知らせ・コラム

2016.01.15
住宅・不動産・相続のコラム
住まい探しの始まりはエリアを決めること

エリアを決めるというよりもエリアを知ること

前回住まい探しの始まりはエリアを決めること、ということを書きましたがもう少し突っ込むとエリアを決めて、そのエリアというか「街」を不動産的な視点で見れるようになると住まいは探しやすくなるんです。もちろん不動産的な視点を得るにはある程度の勉強や理解が必要です。ただ、不動産・住まい探しを意識した時点でその視点は変わってきます。なにも本を読んだりネットをバチバチ検索するということでもありません。また、今自分たちの住んでいるエリアでも全く違うエリアでも構いませんが、どこかに住もう、住みたいという意識が無いと漠然としてしまい視点が定まりづらいと思います。



不動産的な視点とは

普段生活をしていてあまり意識することは無いと思いますが、不動産的な視点で街を見るとその街も少し面白くなります。トップの写真に掲載した地図は弊社の商圏である川崎・横浜エリアの地図です。判りやすく赤く丸してみました。川崎・横浜以外に世田谷区にも丸をしてみました。大きく分けると東京都と神奈川県ですね。これを不動産的な視点で見たときに誰でも簡単に判ることがあります。川向うは「地価が高い」とか「ビルが結構建っている」とかこれは神奈川県民側の視点(笑)ですが、東京都民側から見ると「地価が安い」とか「いなか」(不動産的視点では、住環境が良いですね)となります。実際には神奈川県のエリアが東京都に比べて全て安いわけではないので、世田谷区辺りに賃貸でお住まいの方が安く買えると思って川崎市で探してみたら、思った以上に高くでビックリしたという話はよくお客様から聞かされます。

そう、エリアを絞り不動産的な視点で街を見ることができると、街並みと共に価格が見えてくるんです。不動産・住宅は一般的な個人の方が購入するものとしては最も高額な部類のものでしょう。そしてエリアと価格、更に言うと物件は切っても切れないものです。その3つの構成によって相場が生れてきます。


青天井で予算があれば良いけれど・・・

多くの方は予算が有ります。探し始めの段階では予算が決まっていなかったり判らなくてもいずれ予算が決まります。予算が決まらなければエリアが決まらないのと一緒で買えません。そして予算には上限があります。と共に仮にいくらでもお金を出せるとしても、エリアによっては望む物件は出てこない可能性もあります。これは改めて書きますが、もう少し突っ込んで不動産的な視点で街を見るときに必要なお話で「都市計画に基づく街づくり」と関係します。(取っつきにくい言葉ですみません)

そこでエリアを決めたら予算を早々に決めるのではなく、どんな物件がどんな金額で出ているかの情報を集めます。それがいずれ物件の内覧や現地見学につながりますが、今はインターネットで情報を収集することもできますので、ポータルサイトでエリアの物件を見たりエリア内の不動産屋さんの物件ページを見るのもひとつです。(弊社はまだアップできていなくてすみません・・・)

ここまでエリアについての話を暫く書きましたが、どんな物件が欲しいかではなく、まだこの段階ではどんな物件が存在するのかを知ったほうがいずれ物件を買う近道になると私は思っています。