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【再生・施工】医療施設兼住宅だった物件の再生

医療施設兼住宅という特殊な不動産


医療施設と併用した住宅ということで、なかなか一般的な購入者が見つからない物件。

しかも売主は事情が有って既に引っ越しをしてしまい、更にそのままの状態の為物件を内見したとしても全く感度の出ない状態。

ただ敷地も広く建物は築年数が少し経っていましたが、とてもグレードの高い材料を使い見る人が見れば良い物件だということが判りました。


一般的に日本の建物は木造での経済的価値が22年~25年程度で償却されてしまいますが、あくまでも簿価で有り建物によってはまだまだ価値が有ります。

余談ですが簿価上では価値が1円になってしまうのに固定資産税や都市計画税は課税されるのって、なんだか変な話だと思っています。

そして不動産仲介業者などはその考え方に則り、売却の依頼を受ける時には建物の価値をとても低く査定することもあります。


弊社では既存の建物をいかに有効活用できるのかを前提としていますので、どこに価値を見出せるかをとにかく考えるようにしています。

そうは言っても物件はかなり特殊なので、まずは放置された残置物の処分や伸びきっている庭木などの剪定を行い、その後既存住宅売買瑕疵保険に加入できるように建物の検査をしてもらうところから始めました。

するといくつか防水等の修繕をした方が良いという指導が有ったため修繕を行いました。


販売については、先にリフォームをしてしまうと様々なニーズに対応できない為購入後リフォームを提案する方法で販売を行ったところ、パン屋さん兼住宅や

自宅兼賃貸住宅などを行いたい人からの問い合わせが有りました。


結果的に建築業を営む半分同業の方が買われた為、弊社がリフォームを行い物件の完全再生を行うことはできなかったのですが、価値を見出していただき有効活用をしていただくことができました。